2021年4月23日金曜日

三省堂書店「アルフォンス・ミュシャ」のしおり

 遥か昔・・・遠い銀河の果てで、じゃなった。それほど遠くない昔、「ミュシャのしおり」といえば今回紹介する一連の三省堂書店のしおりの代名詞という時があった。
 
なぜ、三省堂書店のしおり=ミュシャのしおりか?というと、1989年3月頃に三省堂が発売元(発行は株式会社ドイ=懐かしき”カメラのドイ”の運営会社、なんでも経営者がミュシャのコレクターだったそう)した「アルフォンス・ミュシャ 生涯と芸術」他の販促用として三省堂各店舗で配布したことらしい。コンプリートしている訳ではないが、所有するしおりを公開。

◎初期配布分(1989年3月以前)
左から
  #001:<ジスモンダ>のポスター カラーリトグラフ 1895年
  #002:<椿姫>のポスター カラーリトグラフ 1896年
  #003:<黄昏> カラーリトグラフ 1899年
 
◎連作「四つの時の流れ」より
左#004:<朝の目覚め> カラーリトグラフ 1899年
右#005:<昼の輝き> カラーリトグラフ 1899年
  #006:<夕べの夢想>は未入手
  #007:<夜のやすらぎ>は未入手
 
◎連作「四つの花」より
(一部裏面の店舗リストに「新浦安 90.11.21 OPEN」とあるので1990年秋頃配布と推定)
左から
  #008:<カーネーション> カラーリトグラフ 1898年
  #009:<百合> カラーリトグラフ 1898年
  #010:<薔薇> カラーリトグラフ 1898年
  #011:<アイリス> カラーリトグラフ 1898年
   
◎”背景が黒”シリーズ
 バックが黒地でミュシャの作品を引き立ている。一部の
左から
  #012:<夢想> 1897年 
  #013:<スラヴィア> 1908年  
  #014:<つた> 1901年
  #015:<イヴァンチッツェの思い出> 1903年(裏面に新浦安店が(当然のごとく)記載されているので1990年12月以降の配布と思われる)。
 
◎連作「四季」より存在するらしいが未入手。
 
<参考>
裏面も変化いろいろと変化あり・・・ただし同じ表面でも店舗数など細かいバージョンがあり決定版ではない。
  #001:発行所が㈱ドイ、’89年3月上旬刊
 
  #002:編集制作が㈱ドイ文化事業室、’89年3月上旬刊
 
  #003、004:発行所が㈱ドイ、好評発売中で消費税の記載なし
 
  #005:「生涯と芸術」と「装飾資料集/装飾人物集」の2冊、本体価格と消費税込の価格が記載
 

  #008~011:「生涯と芸術」、「装飾資料集/装飾人物集」、「没後50年記念アルフォンス・ミュシャ展図録」の3冊、店舗リストに”新浦安 90.11.21 OPEN”とある
 
  #012~015:「アルフォンス・ミュシャ作品集」のみで新浦安店記載なし と「生涯と芸術」、「装飾資料集/装飾人物集」、「アルフォンス・ミュシャ作品集」の3冊&新浦安店記載あり のバージョン
 
三省堂書店「アルフォンス・ミュシャ」のしおりはこれで終わり


 

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