2021年5月6日木曜日

三省堂書店 昭和50年代から平成にかけてのしおり

 2020年代の現在に於いては40年前後の遥か遠い昔のしおり。自慢になってしまうが、数枚を除き今回紹介するしおりはその当時リアルタイムで入手したものばかり。


★「知性派の総合書店 世界素描体系Ⅱより」
 世界素描体系Ⅱの発売は1976年。裏面の店舗リストが、外商本部、洋書課、神田アネックス、新宿西口(小田急デパート内)、池袋、渋谷(プラネタリウムがあった東急文化会館内)、自由が丘、馬場(ビックボックス)、三鷹、大井、調布、西船橋、札幌、旭川、名古屋、ブックプロモーション。
左から「ある男の肖像」「イザベラ・ブラントの肖像」「読書する若い娘」、共通の裏面

★「書物のオリエンテーション」
 裏面は今は無き教養文庫の「ルーツ」(文庫版全3巻・・・ウヒャー懐かしい!)の広告と本の流通の仕組みの解説。文庫版「ルーツ」の発売が1978年なので配布時期もその頃。

★「知性派の総合書店 宮本三郎素描より」
 宮本三郎素描集は1978年に発売。裏面の店舗リストは、神田アネックスが無くなり神田店PARTⅠ~Ⅲ・・・旭川、*新開店*旭川アムス店、名古屋、ブックプロモーション。
左:「鏡の前」、右:その裏面

★「知性派の総合書店 新潮古代美術館第1回「永遠のギリシャ」より」
 「永遠のギリシャ」が1979年11月14日」発売なのでその頃の配布、裏面の店舗リストは旭川アムス店の”*新開店*”が消えている。
左:「アナヴュソスのクーロス」、右:その裏面

★おかげさまで100年・新神田本店開店
 新神田本店(現在の本店)が開店したのは1981年3月でその頃のもの。紺色、朱色、緑色の3種(他にもあるかも)。裏面はPARTⅠ~Ⅲが無くなり新神田本店、文具、洋書に。
なにせ40年前のしおりで表面の金文字が退色してしまっている。

★新宿西口店新装オープン
 裏面は、旭川アムス店が旭川店に(電話番号がアムス店と同じ)なっている。また、新神田本店にビデオシティーとSDCが登場。新宿西口店の新装オープンの時期は不明、おそらく81年~84年頃。その当時は散々新宿で遊んでいたが全く覚えていない。

★本は時代へのアクセス/確信への選択、本
 裏面の店舗リストは↑と同じ。配布時期も81年~84年頃。

★昭和六拾年度テーマキャンペーン
 これは配布時期が明瞭で1985年配布。テーマは「三日不読書 其言也無味」”たとえ三日でも本を読まないと、言葉の重みが失われる”の意味。裏面は新神田本店ではなく神田本店に、サウスブックポート新宿南口と晃星三省堂書店が登場。

★本がある。自分自身へ投資を!
 入手したのは薄緑色と桃色の2種類、他の色も存在するかも知れない。裏面は札幌店が無くなり、外商部の各営業所と開発営業部が登場。晃星三省堂書店は九州の大分で84年3月から87年2月まで存在していたので86年頃と推測。

★87'時代の鼓動がきこえるか
 もちろん87年配布で、こちらも他の色が存在するかも知れない。裏面は晃星三省堂書店が無くなる。

★裏面がメッセージカード風
 店舗リストがさりげなく表面に。大宮店が登場したので88年頃か?裏面はメッセージカード風。


★「節制と寓意像」
 表面はジョシュア・レナルズ原画の「節制と寓意像」。裏面は本店6Fで開催される「西洋古典版画名作展」の告知(7月12日・水~7月20日・木)。曜日とレイアウトから89年配布と推測。

★92’「新読書主義」
 表面はルーブル美術館工房彫像レプリカ・貴婦人タカ。裏面に貴婦人タカの解説と92’年間キャンペーン・テーマ「新読書主義」。店舗リストはなし。


最後の2枚だけが平成だった。これで手持ちの三省堂書店オリジナルしおりの紹介は終了。











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